日本ABS樹脂工業会がこのほど発表した出荷実績によると、9月の総出荷量は前年同月比4%減の2万4900tとなり、13ヵ月連続のマイナスとなった。ただ前月比では18%増加しており、持ち直しの動きが見られている。国内出荷は
ABS樹脂 9月の総出荷4%減、13ヵ月連続で減少
2022年10月14日
2022年10月14日
2022年6月29日
2022年5月10日
2022年3月3日
2022年2月21日
2021年11月2日
デンカは1日、「ABS樹脂」「デンカIP」「透明樹脂」「クリアレン」について、11月15日納入分から値上げすると発表した。対象商品は、「デンカAS」、「デンカABS」、「デンカ耐薬ABS(SRシリーズ)」、「デンカABSコンパウンド(ガラス繊維強化、摺動、PCアロイなど)」、「デンカ耐熱ABS(マレッカ)」、「デンカIP」、「デンカ透明ABS(TE、CL)」、「デンカ透明樹脂(TP、TH、TX各シリーズ)」、「クリアレン」で、改定幅はいずれも「30円/kg以上」となっている。
国産ナフサ価格および各種原材料価格が上昇を続けており、ユーティリティコストと物流費についてもコストアップとなっている。こうした中、同社は、継続してコスト削減に取り組んでいるものの、製品の安定供給と事業の維持継続のため、値上げせざるを得ないと判断した。
2021年9月16日
2021年7月16日
2021年6月17日
2021年6月14日
需給タイトが継続、定修に加え域外品の流入減少
ABS樹脂やアクリル繊維の原料であるアクリロニトリル(AN)は、足元のアジア市況が2500ドル前後と高値で推移している。大手メーカーの旭化成は、今年度上期の前提条件をAN2200ドル、原料プロピレンとのスプレッド1200ドルとしているが、足元では市況、スプレッドとも想定を上回っている状況だ。その背景として、寒波影響で米国メーカーがフォースマジュール(FM)を宣言して以降、世界的に需給バランスがタイト化していることが挙げられる。
ANは、