DIC 6月1日からPSとスチレン系製品を値上げ

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2022年5月12日

 DICは11日、ポリスチレン(PS)製品およびスチレン系製品について、6月1日納入分から値上げすると発表した。対象製品は、「ディックスチレンGPPS」「ハイブランチ」「ディックスチレンHIPS」「エラスチレン」で、改定幅は各製品とも「45円/kg以上」となっている。

 昨今の原油価格の上昇に伴い、国産ナフサ、ベンゼン、原燃料の価格高騰が進み、PSの原料調達価格と生産コストが上昇している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けてきたが、原材料価格などの上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために価格改定が避けられないと判断した。

DIC 不飽和ポリエステルなど値上げ、コスト高に対応

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2022年5月11日

 DICは10日、100%子会社のDICマテリアルが、不飽和ポリエステル樹脂およびビニルエステル樹脂について、6月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、不飽和ポリエステル樹脂が「47円/kg以上」、ビニルエステル樹脂が「28円/kg以上」。なお当該製品の値上げは3月以来となる。

 原油・国産ナフサ価格のさらなる高騰と原料メーカーからの採算是正に伴い、原料価格が大幅に上昇している。加えて、昨今の世界情勢に伴うエネルギー価格の高騰もあり、ユーティリティ費用、物流費、容器費、設備保全などのコストも上昇が続く。同社は、コスト上昇を自助努力で吸収することは極めて困難な状況にあることから、安定供給と事業継続を図るために、価格改定が避けられないと判断した。

DIC 各種可塑剤を値上げ、原料などコスト上昇に対応

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2022年4月25日

 DICは22日、各種可塑剤について5月10日納入分から値上げすると発表した。対象製品と値上げ幅は、ポリエステル系可塑剤が「71円/kg以上」、エポキシ化大豆油(ESBO)が「20円/kg」、その他エポキシ系可塑剤が「65円/kg以上」、アジピン酸系可塑剤(DOA、DINA)が「60円/kg以上」、トリメリット酸系可塑剤が「82円/kg以上」、特殊可塑剤が「88円/kg以上」。

 可塑剤の主原料である各種酸・グリコール・アルコール類は、原油・ナフサ価格の上昇および需給逼迫を背景に価格改定が発表されている。加えて、ユーティリティ・物流費用も上昇し続けている。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難なことから、今後の事業継続を図るためには値上げが避けられないと判断した。

DIC ウクライナへ人道支援、30万ドル相当を寄付

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2022年4月18日

 DICはこのほど、ウクライナにおける人道支援のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)へ寄付することを決定したと発表した。また併せて、子会社サンケミカルと共同基金を設立し、同基金を通じた寄付を実施し、これらの総額は30万ドル相当となる。

 内容として、国連UNHCR協会を通じて拠出した寄付・義援金は、ウクライナおよび欧州地域での難民救援活動に充当される。サンケミカル社との共同基金による拠出金は、欧州地域の同社グループ各拠点を通じて、ポーランドなどウクライナ周辺諸国に避難している人々に対し、住居、医療、食糧の提供などをはじめとした直接的な支援・救援活動に充当される。

 同社グループは、今回の支援が厳しい環境下で暮らす人々の生活支援の一助となることを願うとともに、今後も人道的見地での対応を実施していく。同社は「1日も早く停戦合意に至り、ウクライナの人々に平和と安全が戻ることを心より願っています」とコメントしている。

DIC PPS樹脂製品を値上げ、コスト上昇に対応

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2022年4月15日

 DICは14日、PPS樹脂製品「DIC.PPS」について、今月25日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、PPSコンパウンドの強化タイプが「60円/kg」、非強化タイプが「90円/kg」、PPSニートポリマーが「90円/kg」となっている。

 昨今の原材料・燃料・副資材価格および物流諸経費や各種サーチャージなどのさらなる高騰により、製品コストが上昇している。同社はこれまで様々な合理化施策に取り組んできたが、自助努力のみでは吸収し得る水準を超える極めて厳しい状況にあることから、今後の製品の安定供給と品質の維持・向上を図るために、値上げが避けられないと判断した。

DIC モノマテリアル需要に対応、ラインアップを拡充

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2022年4月12日

 DICおよびDICグラフィックスはこのほど、リサイクルに適したモノマテリアル(単一素材)包装材料に対応したインキやコート材、接着剤、特殊シーラントフィルムなどの製品ラインアップを4月から拡充すると発表した。これら製品群のニーズ拡大により、2025年までに50億円の売上を目指す。

 国内では4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行される。同法は製品設計から廃棄物の処理までプラスチックの商流のすべてにおける資源の循環などの取り組みを促進するための法律。同法の施行によりプラスチック使用製品の製造事業者は製品構造や材料についても資源循環を意識した対応が求められるため、今後モノマテリアル包材の需要拡大が見込まれる。

 現状、包装材料は

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【化学企業 入社式訓示⑤】DIC 猪野薫社長

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2022年4月8日

 私は「働きがい」とは〝やりがい〟と〝働きやすさ〟の掛け算だと考えている。

 皆さんはこれから各職場に配属され、職種によっては最初からテレワーク勤務となり、職場という実感が持てない中で就業していく。1 on 1ミーティングを通じて、職場の先輩、上司には単に新入社員をケアするということでなく、双方向のコミュニケーションを心掛けることを励行している。最初は戸惑いも多いと思うが、

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DIC 顔料製品にサーチャージ制を導入、4月1日から

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2022年3月24日

 DICは23日、同社グループが取り扱う顔料製品について、4月1日出荷分から「サーチャージ制」を導入し、価格改定することを決定したと発表した。4月1日出荷分からのサーチャージ額は「22~165円/kg」となる。

 昨今の世界経済の悪化により、顔料事業における原材料や資材などのあらゆるコストが高騰。とりわけ海運や陸運などの運賃やエネルギー価格はこれまでに前例がない水準にまで達している。同社は、引き続き自助努力による吸収を続けているが、昨今のコスト上昇を吸収することは極めて困難な状況にあることから、今後の安定供給と事業継続を図るために、運賃やエネルギー価格の値動きを製品価格に付加する「サーチャージ制」を導入し、それに伴う価格改定が必要と判断した。

 なお、「サーチャージ制」は、輸送サーチャージとエネルギーサーチャージで構成し、設定基準は四半期毎に見直すとしている。