ジェイ・プラスは28日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP、その他フタレート)を10月22日以降の納入分から16円/kg以上値上げすると発表した。
原油・ナフサ価格が騰勢を強め、今年第4四半期(10―12月期)の国産ナフサは、5万8000円/klを越える勢いとなっており、原料・用役費の一段の上昇が見込まれている。
また、物流費などの諸経費も上昇しており、これらのコスト増加を、同社の自助努力で吸収することが困難な状況となっている。
こうした中、同社は今後とも安定供給を果たすために、今回の価格改定を実施せざるを得ないと判断した。