三菱ケミカルはこのほど、連結子会社である日本合成化学工業を、来年4月1日付で吸収合併することを決定したと発表した。
日本合成化学は、ポリビニルアルコール(PVOH)「ゴーセノール」、液晶表示用PVOHフィルム「OPLフィルム」、エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂(EVOH)「ソアノール」などの合成樹脂製品を中心に事業を展開している。
三菱ケミカルは、2016年11月に日本合成化学を完全子会社化(間接保有含む)している。しかし、既存事業の収益を拡大するとともに、新たな用途や新製品の開発などを通じて、グループとして関連事業のさらなる成長を図るためには、合併により両社の経営資源を統合し、最大限活用することが必要と判断した。
なお、日本合成化学の昨年度連結売上高は999億円、従業員数は約1700人となっている。