JXTGエネルギー・東電FP 商用水素ステーションを建設へ

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2019年3月25日

 JXTGエネルギーと東京電力フュエル&パワー(東電FP)は22日、東京・大井地区での水素ステーション事業で基本合意したと発表した。

 JXTGは2020年度初めをめどに、東電FPが運営する大井火力発所の一部敷地(約2900㎡)内に、都市ガス改質型の水素製造装置を持つ、オンサイト方式の商用水素ステーションの建設を目指す。

 名称は「東京大井水素ステーション(仮称)」。東電FPは大井火力発所の敷地とインフラなどを提供する。原料となる都市ガスは、JXTGと東電FPなどが出資する「扇島都市ガス供給」の製品を使用する予定。

 この水素ステーションは、世界有数の水素供給能力(600N㎥/時)を持ち 、2020年を機に普及が期待される、乗用車タイプの燃料電池自動(FCV)に加え、東京都が導入を推進している燃料電池バス(FCバス)への供給拠点となる。さらに、首都圏のJXTG水素ステーションへの供給を目的に、水素出荷設備の設置も計画している。

 今後も両社は、 それぞれが保有するリソースやノウハを活用しながら、水素事業を含め幅広い分野で協力関係を模索することで、 国際競争力のあるエネルギー安定供給と低炭素社会実現への貢献を目指す。