日本プラスチック工業連盟はこのほど、定例会見を開き、原材料・製品の生産・輸出入状況などの報告を行った。
確報となる3月のプラスチック原材料生産状況は、前年同月比微増の89万4000tと2カ月ぶりにプラスだったが、4月の速報では2%減と、再び前年を下回る見込み。
4月は主力のポリエチレンとポリプロピレン、ポリスチレン(AS樹脂、ABS樹脂を含む)が前年割れ、塩化ビニル樹脂は2桁増となっている。
また、3月のプラスチック製品生産状況は、同2%減の49万6000tと6カ月ぶりにマイナスとなったが、4月の速報でも前年割れで推移する見込み。4月は機械器具部品やパイプ、容器(中空成形)などは前年を上回ったものの、主力のフィルム・シートが振るわなかった。
一方、確報となる4月のプラスチック原材料輸出は、3カ月連続で