DICはこのほど、ESG投資の世界的な指標である「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス・アジアパシフィック」(DJSI AP)の構成銘柄に5年連続で採用されたと発表した。
同インデックスは米国・ダウジョーンズ社と調査機関であるスイス・ロベコSAM社が共同で開発した「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」シリーズの1つ。
対象となるアジアパシフィック地域の主要企業約600社を、サステナビリティの視点で経済・環境・社会の3つの側面で評価している。「持続的に成長する企業」を選出しESG投資の評価指標として、世界の投資家から重要視されている。今年度は素材産業から同社を含む14社(うち化学セクターからは8社)が、全体では148社が採用された。
同社は今回、研究開発などのイノベーションマネジメントや、プロダクト・スチュワードシップ(環境貢献製品に注目した拡大生産者責任)、税務戦略など幅広い項目で高い評価を獲得。加えて、今年5月に金融安定理事会(FSB)により設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言へ賛同を表明したことなども評価された。