旭化成ゾール 小児にも対応した胸骨圧迫ヘルプ機能搭載のAED発表

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2019年10月3日

 国内で救命救急医療事業を手掛ける旭化成グループの旭化成ゾールメディカルは2日、成人/小児の胸骨圧迫ヘルプ機能を搭載した医療従事者向け自動体外式除細動器(AED)の「ZOLL AED 3 BLS」=写真=を発表した。

旭化成 「ZOLL AED 3 BLS」 新製品は米国・ゾール社独自の「Real CPR Help」機能が大きく進化し、従来の成人に加え小児に対しても適用可能になった。

 同機能は、傷病者に対する救助者の胸骨圧迫のテンポと深度をリアルタイムで計測・表示し、的確に救助者にフィードバックを行うことで、有効な胸骨圧迫を支援する機能だ。

 さらに、心電図解析から電気ショックまでの胸骨圧迫中断時間を大幅に短縮する新機能「RapidShock」(成人のみ適用)を搭載。傷病者がショックを必要とするか否かの判断に要する解析時間を、同社従来製品の半分にし、最短3秒間の高速解析を実現した。

 同社は、これらの新機能により、傷病者の蘇生率向上を図り、1つでも多くの〝いのち〟を救うことを目指していく。なお同社は、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催中の、第47回日本救急医学会総会・学術集会で、「ZOLL AED 3 BLS」の国内初展示を行っている。4日まで。