三井化学SKCポリウレタンは16日、ポリウレタン原料を来月1日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、ポリプロピレングリコール(PPG)とポリマーポリオール(POP)類で、改定幅はいずれも15円/kg以上としている。
原油価格の上昇に伴い、同社の主力製品であるPPGやPOP類の主要原料となるナフサ価格が続騰しており、また、副原料・用役に加え、人手不足解消を理由として物流費も高止まりしている。
これらのコストアップを吸収するため、同社は自助努力を重ねてきたが、今後も安定供給と品質を維持していくためにも、今回の価格改定を実施せざるを得ないと判断した。