合成ゴム 1月の出荷量は前年同月比13%減

2020年4月3日

NBR以外マイナス、タイヤ需要などが不振

 合成ゴム工業会がこのほど発表した生産・出荷・在庫実績によると、1月の合成ゴムの出荷量は前年同月比12.6%減の10万4800tとなり、4カ月連続でマイナスとなった。NBR以外はマイナスとなっており、合成ゴム全体で力強さが見られない状況だ。

 品目別では、NBRは同16.6%増の9400tと4カ月連続のプラスとなった。一方、SBRは同18.9%減の3万7200tと4カ月連続のマイナスとなり、CRは同10.6%減の8800t(4カ月連続マイナス)、BRは同19.2%減の2万1000t(2カ月連続マイナス)、EPTは同1.6%減の1万5700t(6カ月連続マイナス)、その他も同10.3%減の1万2500tと2カ月連続で減少した。

 合成ゴムの需要業界のうち、日本自動車タイヤ協会のまとめでは、1月の自動車タイヤ生産は同4.7%減の1万500本、タイヤ生産に使われる合成ゴムの新ゴム消費量も同5.5%減の7万4700tと落ち込んだ。

 また、日本自動車工業会の1月の車種別生産統計(四輪)では、1月は同3.5%減の76万2000台と低迷。さらに、日本建設機械工業会がまとめた1月の出荷金額は同19.6%減、日本工作機械工業会による1月の受注総額は同35・6%減と振るわず、こうした要因から、合成ゴム全体の出荷量が前年実績を下回ったと考えられる。

 1月の生産については、合成ゴム全体で同11.0%減の13万6400tで3カ月連続マイナス。品目別では、SBRの全ての品種を含めいずれも前年実績を下回った。一方、合成ゴム全体の輸出は同9.0%減の5万5000t。輸入は同4.6%増の1万3400tだった。

 なお、1月の天然ゴムの月間平均価格は172.0円/㎏(前月比1.0円安)となり、3カ月ぶりに下落した。