JXTGエネルギーはこのほど、JERAおよび大阪ガスと共同出資する扇島都市ガス供給が、川崎市扇島地区にある都市ガスの製造・供給設備(熱量調整設備)の商業運転を開始したと発表した。
同設備は、天然ガスとLPGを原料に、年間で110万t程度の都市ガスを製造するもの。製造された都市ガスについて、JERAは主に品川火力発電所の発電用燃料用として、JXTGと大阪ガスは都市ガス小売などに活用する。またJXTGとJERAが参画する東京大井地区での水素ステーション事業の水素製造用の原料としても活用する。
同設備では、JERAが天然ガスの供給と設備のオペレーション、JXTGが熱量調整するためのLPGの供給、大阪ガスがこれまでの熱量調整設備の運営に関するノウハウによる支援などを担い、扇島都市ガスを通じて、安全を最優先に同設備の運営・管理を行っていく。