三菱ケミカル(MCC)は8日、グループ会社の新菱(福岡県北九州市)が一般消費者向けに抗ウイルス・抗菌スプレー「アンチウイルススプレー」を来月初旬から販売開始すると発表した。
「アンチウイルススプレー」は、ドアノブやテーブル、ソファーなどの家具、衣類、カーテンなどの布製品の抗ウイルス・抗菌用途を想定。持続型抗ウイルス・抗菌成分(脂肪族カチオン系化合物)がウイルスや菌を寄せつけず、スプレーされた成分が対象表面にとどまることで、乾燥後も効果が14日間持続する特長を持つ。同製品はMCCグループの協奏により生まれた。抗ウイルス・抗菌成分には、同社グループ会社の大阪化成(大阪府大阪市)が製造する「マルカサイド」を使用している。
MCCグループは今後も、総合化学メーカーとしてウイルス感染防止に関連する製品の供給を通じて社会に貢献していく考えだ。トリガータイプスプレー(500㎖)とプッシュタイプスプレー(50㎖)の2タイプ。Amazonや楽天などECサイトでの販売を予定している。