インドPVC輸入 6月は前年比68%マイナス

2020年10月8日

モンスーン期で数量大幅減、日本はトップを維持

 貿易統計によると、インドの6月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比67.6%減の5万9000tとなり、7カ月連続でマイナスとなった。2017年3月以来となる5万t台を記録している。

 コロナ禍の影響が拡大する中、同国では3月末にロックダウンを実施。その影響を受け4月、5月と約40%の減少で推移していたが、6月は不需要期となるモンスーン期(6~9月)に入ったことで、大きく落ち込む結果となった。上期(1-6月期)で見ても、前年同期比32.1%減の76万2000tとなっており、仮に年後半に回復したとしても2020年(暦年)の輸入量は前年(約214万t)を大きく下回る見込みだ。

 こうした中、これまで3万t前後で推移していた日本品も6月は約3分の1の1万t台となった。ロックダウンの影響で、5月のオファーが成立しなかったことが大きく響いている。

 6月の輸入を国別で見ると、

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