塩ビ工業・環境協会(VEC)がこのほど発表した需給実績によると、9月の塩ビ樹脂(PVC)の総出荷量はマイナスに転じ、前年同月比2.5%減の14万9000tとなった。国内出荷は同8.3%減の8万3000t、輸出は同6.1%増の6万6000tだった。国内出荷は引き続きマイナス基調ながらも、4月以来、5カ月ぶりに減少幅が一桁台にまで縮小し、前月との比較でも28%超伸びてきていることから回復傾向が伺える。輸出は伸び幅の減少はあったものの5カ月連続のプラスで推移した。
国内出荷を用途別に見ると、硬質用は