業界筋によると、11月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)は前年を下回り、ポリスチレン(PS)は前年を上回った。コロナ禍の落ち込みから、国内産業の生産活動や消費動向の持ち直しにより前月にプラスとなった反動が出たものとみられる。PEではフィルム分野の出荷が低調で推移しているほか、フィルム分野以外のほとんどの分野でも出荷が減少した。PPでは射出成形分野はほぼ前年並みの出荷となったが、フィルム、繊維、押出成形分野の出荷が前年を下回った。PSはFS用途以外の出荷が増加に転じた。
11月の出荷合計を品目別に見ると、