原油・ナフサ騰勢を強め、1-3月期は大幅増に
財務省が28日に発表した貿易統計によると、昨年4Q(10―12月期)の国産ナフサ価格は3万1300円/klと、3Q(7―9月期)の3万200円から一段高となり、2期連続で上昇した。4Qは10月3万1900円/kl、11月3万1600円/kl、12月3万600円/klで推移。欧米での新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、原油需要減少の観測から下落した油価に連動し、スポットナフサは一時350ドル/tを割り込み、また、為替が円高に振れたこともあり、国産ナフサ価格は下落基調が続いたが、結果的には前期比1100円高と小幅に上昇した。
10月以降のC&Fジャパン・スポットナフサの月平均価格(弊紙算出基準による)を見ると、