アジア石化市況 米・寒波影響でタイト感が強まる

2021年3月23日

エチレンは1000ドル台、芳香族3製品も大幅上昇

 アジア地域の2月第4週の石化市況は、オレフィン、芳香族とも総じて急騰した。2月中旬に石油・石化プラントが集積する米国テキサス州に大寒波が襲来。停電が発生した影響で各プラントが停止を余儀なくされ、フォースマジュール(FM)を相次ぎ宣言。また港湾設備にも混乱が生じたため、出荷がストップする事態となった。その影響が世界的に広まり、ひっ迫感からアジア石化市況も騰勢を強めている状況だ。

 エチレンは、前週比170ドル高の1050ドル/tでの取引となった。ナフサとのスプレッドも、

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