旭化成は15日、MMAモノマーとシクロヘキシル・メタクリレート(CHMA)について、今月26日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は、MMAモノマー、CHMAいずれも「25円/kg」。MMAモノマーおよびCHMAの主原料であるナフサ価格は、旺盛な需要や原油価格上昇などを背景に大幅に上昇する見込みとなっている。
同社は、それらのコスト上昇に対処するために、効率化・合理化に取り組んでいるものの、自助努力の範囲を大きく超える状況にあることから、今後、国内で安定供給を継続するためには価格改定が不可避と判断した。