自動車技術会が主催する「人とくるまのテクノロジー展2021」は、コロナ禍の影響で横浜展示会の開催が中止となり、オンラインで開催(今月26日~7月30日)される。同イベントは、自動車産業の第一線で活躍するエンジニアのための自動車技術専門展として1992年にスタート。今回は初のオンライン開催となるが、477社が出展する。
帝人グループは、「部品の軽量化」をテーマに、自動車メーカーの部品供給パートナーとして、次世代の車づくりに貢献する技術や製品を紹介。主な内容として、マルチマテリアルによるコンポジット製バッテリーボックス、次世代樹脂グレージング、植物由来PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維などを出展する。また、複合成形材料事業エンジニアリング統括の北野一朗氏が、自動車向け複合成形材料の採用事例と今後の役割について、7月2日に特別講演を予定している。
DICは、現在、そして未来の自動車の省エネルギー化や高機能化に貢献する最先端の自動車の材料を紹介。速硬化炭素繊維強化プリプレグ、特殊形状アルミナフィラー、PPSコンパウンド、環境対応型反応性ホットメルト接着剤などを出展する予定だ。
なお、来場者登録については、公式ホームページ(https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/online/)で受け付けている。