積水化学工業はこのほど、住宅カンパニーにおいて、2020年度の新築戸建住宅のZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)比率が、前年より5ポイント伸長し85%(北海道除く)となったと発表した。また、北海道のZEH比率も57%となり、国の2020年度までのZEH比率目標50%を全国(北海道~九州)で達成した。
国のZEHの定義には、エネルギー削減率がもっとも高く環境貢献度が最高ランクの「ZEH」のほか、NearlyZEHやZEHOrientedも含まれる。
同社は、業界に先駆けて大容量の太陽光発電システム(PV)を積極的に提案した結果、最高ランクの「ZEH」が大半を占めており、ニューノーマルにおける在宅時間の充実と環境意識の両立を考えるユーザーから支持を得ている。
同社の住宅カンパニーでは、環境問題をはじめとした社会課題の解決や強固な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、ESG経営を推進。今年度はセキスイハイム誕生50周年を期に社会課題解決への貢献をさらに加速する記念プロジェクトを展開しており、先進・スマートの際立ち進化でZEH比率90%を目指している。
今後も「ZEH」の推進を軸に、商品開発と提案力強化を行うことで、環境にやさしくニューノーマルにも対応した暮らし方提案の充実を図っていく。