市況高騰で玉が集中、日本はシェアトップを継続
貿易統計によると、インドの3月の塩ビ樹脂(PVC)輸入は、前年同月比37.8%増の18万4800tとなり、2019年12月以降で最高値を記録した。その中において、日本はシェアトップを継続している。
世界のPVC市場は、昨年後半から海外メーカーのトラブルでタイト化。これを受けインドの輸入量は昨年10月以降、15万t前後と低水準となり、今年に入ってからは2月まで13万t前後で推移していた。こうした中、2月には米国寒波が発生。需給が一段と引き締まり市況が急騰。コンテナ船不足などから域外品の流入が減少した反面、アジアの各メーカーが、市況が高騰しているインドに玉を集中したことで、3月の