文部科学省はこのほど、大会主催国を日本としリモートで開催された「第53回国際化学オリンピック」(7月25日~8月2日)で、参加した4人の高校生が銀メダルと銅メダルを獲得したと発表した。
銀メダルには、小池佑弥さん(名古屋市立向陽高校3年)、竹本隆弘さん(洛南高校3年)、西浦洸平さん(京都府立園部高校3年)が、銅メダルには一瀨陽日さん(東京都立小石川中等教育学校5年)が、それぞれ受賞している。
今回の日本大会は、コロナ影響によりリモートで開催され、85カ国・地域から312人の生徒が参加。生徒の派遣は、「夢・化学-21」委員会と日本化学会の主催、科学技術振興機構と高等学校文化連盟全国自然科学専門部の共催、文科省と経済産業省の後援により実施された。
国際化学オリンピックに、日本は2003年から参加を開始。毎年四人の生徒を派遣しており、今年は19回目の参加となった。昨年のトルコ大会には60カ国・地域から235人が参加し、日本の成績は銀メダル4人だった。なお、2022年の「第54回国際化学オリンピック」は中国・天津で開催される予定。