日本ポリプロピレンフィルム工業会がこのほど発表した需給実績によると、6月のOPP(延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、前年同月比2.4%増の1万8600tと、2カ月連続でプラスとなった。また前月比でも6.8%増と3カ月ぶりにプラスに転じており、回復基調が伺われる。用途別に見ると、食品が前年同月並みの1万4700t、繊維・雑貨は同27.9%増の1300t、工業用・その他は同6.1%増の2600tとなり、食品用以外は、前月に引き続きプラスとなった。
一方、CPP(無延伸ポリプロピレン)フィルムの国内出荷は、同2.2%増の1万2600tと、2カ月連続でプラスとなった。用途別では、食品が同1.6%減と12カ月連続でマイナスとなったが、工業用は同37.4%増と10カ月連続、繊維・雑貨その他も同18.2%増と6カ月連続でプラスを継続している。