旭化成 アジピン酸を値上げ、原料購入コストを転嫁

,

2021年8月27日

 旭化成は26日、アジピン酸について9月15日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「20円/kg」。

 アジピン酸を取り巻く環境は、主原料の1つである硝酸および硝酸の原料であるアンモニア購入コストが上昇しており、今後もその状況が継続すると見られている。こうした中、同社は、様々な合理化策を推進しているものの、今回の原料コスト上昇は自助努力を上回るものであり、製品の安定供給を続けるためには、製品価格に転嫁せざるを得ないと判断した。