AGC 太陽光発電ガラス、シンガポール工科大に採用

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2021年9月13日

 AGCはこのほど、太陽光発電ガラスが、2024年オープン予定のシンガポール工科大学のブンゴル新キャンパスに採用されたと発表した。

シンガポール工科大学のプンゴル新キャンパス
シンガポール工科大学のプンゴル新キャンパス

 同キャンパスは、シンガポール建設局によって設けられた従来の建物で必要なエネルギーを省エネと創エネで40%以上を削減した建物に与えられる「SLE(スーパー・ロー・エナジー)認証」の取得を目指している。エネルギーの供給元を分散化して地域の再生可能エネルギーの有効活用を可能にするマルチエネルギー・マイクログリッドを、東南アジアで初めて設置する予定。

キャンパス屋内
キャンパス屋内

 同キャンパスのフードコート天窓部分に設置されるAGCの太陽光発電ガラスは、このエネルギー源の1つとして採用され、同キャンパスの大規模発電所への依存度低減に貢献するとともに、ガラス本来の特長である自然採光も可能となり、明るい空間を演出する。こうした太陽光発電ガラスの特徴に加え、同件の受注窓口であるAGCアジアパシフィック社(シンガポール)が、基本設計から材料供給、施工までのサービスをワンストップで提供している点も評価され、今回の採用に至った。