JNC オキソ誘導品を値上げ、安定供給体制を維持

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2021年10月15日

 JNCは14日、オキソ誘導品について11月1日出荷分から値上げすると発表した。

 対象製品は、ノルマルブチルアルデヒド(NBA)、イソブチルアルデヒド(IBA)、オクタノール(OA)、ノルマルブタノール(NBO)、イソブタノール(IBO)、CS-12、CS-16、オクチル酸、酢酸イソブチルで、改定幅は「15円/kg以上」となっている。

 第4四半期(10―12月期)の国産ナフサの基準価格は、6万円/klに迫る勢いで上昇しており、自助努力によるコスト上昇の吸収は極めて困難な状況にある。加えて、海外市況の高騰が続く中、市況の内外格差が激しくなっている。こうした状況を踏まえて、同社は安定供給体制を維持するためには、値上げせざるを得ないと判断した。