JNC オキソ誘導品を値上げ、安定供給体制を維持

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2021年10月27日

 JNCは26日、オキソ誘導品について11月21日出荷分から値上げすると発表した。対象製品は、ノルマルブチルアルデヒド(NBA)、イソブチルアルデヒド(IBA)、オクタノール(OA)、ノルマルブタノール(NBO)、イソブタノール(IBO)、CS-12、CS-16、オクチル酸で、改定幅は「35円/kg以上」となっている。

 昨年来、アジアの需給がひっ迫し国内製品への回帰もあり、同社の製造設備の稼働は非常に高い状態が続いており、さらに今後もこの状況が継続する見通し。また、稼働後40年近くなるオキソ設備の老朽化は年々進んでいる。今後、大型機器の更新に加えて全面的なリプレースも視野に入れ、中長期の安定供給体制を構築する必要に迫られている。こうした状況を踏まえ、同社は、ナフサ改定分とは別に価格改定の実施を決定した。