三菱ケミカルは11日、ビスフェノールA(BPA)について、11月22日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「15円/kg以上」。
国産ナフサ基準価格は、原油価格上昇の影響を受けて騰勢を強めている。さらに、当該製品の製造にかかる用役費・副原料費などの諸経費も上昇を避けられない事態となっている。
同社は、こうした原燃料価格などの上昇に伴う大幅なコストアップ分を、自助努力のみで対応することは困難と判断し、今回、値上げの実施を決定した。なお同社は、8月にも価格改定を行っており、約3カ月ぶりの値上げとなる。