旭化成 延岡ベンベルグ工場内で火災、人的被害はなし

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2022年4月12日

 旭化成は10日、宮城県延岡市にあるベンベルグ工場において発生した火災について、消防本部から「鎮火宣言」が出されたと発表した。火災は、9日15時22分ごろ、ベンベルグ工場内の紡糸工程で発生。公設消防による消火活動によって、翌10日の零時8分に「鎮圧宣言」、7時2分に「鎮火宣言」が出された。火災原因については現在調査中。従業員の人的被害はないが、物的被害および業績などへの影響については現時点で不明としている。

 同社のモニタリングによると、工場の敷地境界では、大気汚染に係る物質は環境基準値以下で、消火作業中に使用した消防用水、消火剤などは敷地内に貯留し適切に処理している。同社は「多くの方々にご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。今後も地域の安全確保に努め、関係当局と連携し、徹底した原因究明を行い、再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。