旭化成 ポリアミド66樹脂を値上げ、各種コストが上昇

,

2024年3月27日

 旭化成は26日、ポリアミド66樹脂「レオナ」全品種について、4月1日出荷分から値上げを順次実施すると発表した。改定幅は「20円/kg」。

 物流業界の「2024年問題」により、輸送費などに関する価格改定の要請を受けている。また、国内物価上昇に伴う賃金アップにより、労務費や業務委託費の増加も見込まれる。

 同社は、可能な限りのコスト削減を継続しているものの、自助努力だけで吸収できる範囲を超えていることから、生産・販売・開発体制を維持し、安定した品質の製品を供給していくため、今回、価格改定を決定した。