積水樹脂の決算説明会 福井会長は輸送コスト上昇に懸念

2019年5月29日

 積水樹脂は28日、都内で決算説明会を開催し、福井彌一郎会長兼CEOが2018年度決算概要と、2019年度通期業績予想を説明した。

 2018年度決算が減収減益だったことについて、福井会長は「第2名神や圏央道の工事などで、2017年度の防音壁事業が良すぎた反動」と説明。ただ、売上に対する比率からすれば「営業利益と経常利益の減り具合は、最小限に抑えられた」と評価した。その要因として、大阪北部地震や西日本豪雨災害の復旧需要、人工芝を始めとするスポーツ関係が好調だったことを挙げた。

 一方、海外事業については、米中関係の間接的な影響を指摘。コスト面では輸送コストの上昇が最大の課題とし、「製造コストに輸送コストをプラスした戦略を構築しなければ、これからの時代は厳しくなっていく」との考えを示した。

 2018年度の公共分野関連事業で好調あるいは堅調だったのは、

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