アキレスはこのほど、間仕切り用カーテンの国内トップブランド「アキレス ソフトパーティション」シリーズの機能性フィルム製品を、EU(欧州連合)のREACH規則・RoHSⅡ指令対応としてリニューアルしたと発表した。7月から全国で本格販売を開始した。
同シリーズは工場や施設の間仕切り、衛生品質管理など、さまざまなワーク空間の要求に応え、高クリーン度を維持しながら省エネルギー、省コストを実現する高機能性軟質フィルム。
REACH規則・RoHSⅡ指令対応製品の提供により、欧州をはじめグローバルに事業を展開する顧客の不安を解消し、規則対応に関する負担軽減に貢献する。
RoHS指令の改正版であるRoHSⅡ指令が7月22日に施行されるのを控え、電化製品メーカーを中心に日本企業も対応を迫られている。その中で、対象製品だけでなく、生産工程や環境に関わる資材についても対策が必要だと考え、対応を強化する動きが加速している。
今回のリニューアルはDOP系可塑剤をめぐる最近の動向を背景に実施したもので、新仕様の製品は全てREACH規則(昨年6月27日現在、高懸念物質:第1~第19次限定)と、RoHSⅡ指令に対応している。
また、旧仕様の防炎・帯電防止などの性能を損なうことなく、使うことができる。REACH規則・RoHSⅡ指令対応製品は「アキレス スカイクリア防炎」「アキレス ウェルディングカーテン」など19品目。