帝人フロンティアは18日にベトナム・ホーチミン市のホテルニッコーサイゴンで、現地の取引先を対象とした「サプライチェーンCSRセミナー」を開催する。
同社が2012年から取り組んでいる「CSR調達」推進の一環として開催するもので、現地の取引先での法令順守と人権保護の徹底を目的としている。
講演内容は①「CSRの潮流」(エナジェティックグリーン)②「ベトナム企業のサステナビリティ活動と優良事例」(ベトナム商工会議所)③「ベトナム労働安全衛生に関する動向」(ベトナム労働傷病兵社会省)④「環境問題対応に関する動向と先進事例」(ベトナム環境総局南部環境部)。
ベトナムでの開催は今回で7回目となり、昨年8月に開催した第6回セミナーには、縫製や検品、物流などのサプライヤーと同業他社35社の78人が参加した。サプライチェーンにおけるCSRやサステナビリティ関連の取り組みが注目される中、今回は多くの日本企業が生産拠点を置くベトナムで、人権尊重や労働環境の適正化、環境問題に関する動向や規制への対応について考える機会の提供を目指す。
帝人フロンティアは素材の開発・調達から製品化に至るまで、一貫したバリューチェーンをグローバル展開している。事業継続の観点からCSR調達を極めて重要な課題と捉え、社員研修をはじめ、国内外調達先に対するアンケート調査や監査など、様々な活動を展開している。
「サプライチェーンCSRセミナー」についても引き続き国内外で開催し、さらにCSR調達の輪を広げていくことを考えている。