日本スチレン工業会がこのほど発表した需給実績によると、8月のポリスチレン(PS)の国内出荷は、前年同月比11%減の4万7000tで、2カ月連続でマイナスとなった。
用途別では、包装用が同13%減の2万500t、電機・工業用は同20%減の5400t、雑貨・産業用は同3%減の6700t、フォームスチレン用は同7%減の1万4400tと、全用途で前年実績を下回った。包装用ではHIシート・OPS・乳酸菌・射出成型その他の全分野でマイナス。フォームスチレン用もPSP・ボードともにマイナスとなった。
電気・工業用も全ての分野でマイナスとなっている。輸出は同16%減の3800t、国内出荷と輸出を合わせた出荷合計は同11%減の5万800tだった。生産は同9%増の6万4900t。在庫は前月比17%増の9万5500t。在庫月数は1.9カ月となっている。