日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、1月のカセイソーダの内需は前年同月比5%減の26万9000tと、昨年5月以降、9カ月連続でマイナスとなった。
用途別では、化学工業用が同8%減の15万4000t、紙・パルプ用は同11%減の2万2000t、水処理・廃水処理用は同28%増の1万5000t、食品用は同2%減の7000t。主力の化学工業用や紙パルプ用の需要が弱含み、全体としても前年実績を下回った。
一方、輸出は同27%減の7万8000tと大幅に減少。出荷合計では同11%減の34万7000tとなった。なお、生産は微増の36万9000tだった。