三菱ケミカルホールディングス 次世代情報通信基盤構想、フォーラムに参加

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2020年4月17日

 三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は16日、次世代情報通信基盤の定義と構築を目指す団体「IOWNグローバルフォーラム」に参加すると発表した。素材メーカーとして初参加となる。

 IOWN(アイオン:イノベーティブ・オプティカル&ワイヤレス・ネットワーク)構想は、NTTが提唱する、スマートな世界を実現する最先端の光関連技術と情報処理技術を活用した次世代情報通信基盤構想。

 NTTは、IOWN構想をオープンイノベーションで実現するためにインテル、ソニーとともに団体「IOWNグローバルフォーラム」を発足し、世界の各業界先進企業を対象に参加メンバーを募っている。同フォーラムは、2024年に仕様決定、2030年の商用化を目指し、今月から本格的に活動を開始する。

 MCHCは、2030年に向けた次期中期経営計画の基本方針として「KAITEKI Vision 30(KV30)」を掲げ、社会課題の解決をグローバルに主導するソリューションプロバイダーを目指している。KV30では、次世代高速通信ソリューションや半導体ソリューションなどによるデジタル社会基盤、ヒト・ロボット共生空間ソリューションによる人快適化、予防医療やプレシジョンメディシンなどによる医療進化などを成長事業領域に位置づけている。

 今後、MCHCは同フォーラムの活動を通して、ソリューションの提供に取り組むことで、KV30の実現を目指すとともに、IOWN構想とスマートな世界の実現に貢献していく考えだ。