三菱ガス化学は14日、電話会議による2020年3月期の決算会見を開催した。藤井政志社長は「光学樹脂ポリマーや、BTなど電子材料の販売数量は増加したが、ポリカーボネートや高純度イソフタル酸、メタノールなどの市況が下落し減収減益となった。海外メタノール生産会社の利益が大幅に減少し、経常利益以降は減益幅が拡大した」と総括した。
売上高は前年度比6%減の6133億円、営業利益は17%減の342億円、経常利益55%減の311億円、純利益62%減の211億円だった。なおメタノール事業では、サウジアラビア合弁事業に掛かる一過性費用として78億円を計上している。
今年度の通期業績予想については、売上高5%減の5800億円、営業利益21%減の270億円、経常利益16%減の260億円、純利益20%減の170億円を見込む。
藤井社長は「新型コロナウイルスの影響として