三菱ケミカルは1日、酸化エチレンおよび同誘導品を7月15日納入分から値上げすると発表した。
対象製品は、酸化エチレン、モノエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレンカーボネートで、値上げ幅は各製品とも「10円/kg以上」。
当該製品の製造設備は、老朽化や労働力不足による賃金の高騰を背景として、機器更新費用や設備保全費用が大幅に上昇している。同社は、これらのコスト上昇を合理化などの自助努力のみで吸収することは困難と判断し、今後の安定供給と事業継続のため、今回の値上げを決定した。