「臭素科学・環境フォーラム(BSEF)アジア会議」が5日、横浜市の横浜グランドインターコンチネンタルホテルで開催され=写真、日本の臭素研究者、自動車・電気電子機器業界の専門家らが講演を行った。
BSEF(国際臭素会議)は、臭素と臭素系難燃剤の科学・環境面での理解を深めることを目的に、世界の4メーカーで構成。本部をブリュッセルに置き、米国・中国・日本・インド・ブラジルに支部がある。
BSEFジャパンは本部との連携を通じて、行政当局・ユーザー、利害関係者への科学的情報の提供などを行っており、アルベマール日本、ICLジャパン、ランクセス・ソリューションズ・ジャパン、東ソーの4社がメンバーとなっている。
フォーラムでは、最初にBSEFのカストゥリランガン・カンナ会長(ランクセス・グローバルプロダクトアドボカシー担当)があいさつを行い、世界的な規制の現状、規制の関係でポリマー系が延びていること、臭素系難燃剤がアジアで好調なことなどを紹介した。
講演では、西澤技術研究所の西澤仁代表が「臭素系難燃剤‐実用に向けた高効率難燃剤の役割」をテーマに、臭素系難燃剤が