帝人フロンティアは14、15日の2日間、東京・北青山のTEPIA(テピア)で、来年の秋冬シーズン向け総合展示会「Spirit of FRONTIER General Exhibition 13th For 2019 Autumn & Winter」を開催している。
今回はファッションからインテリア、ライフスタイルまで幅広い素材と製品を紹介。2フロアを使い、ファッション・フロアとライフスタイル・フロアに分け、それぞれ繊維関連製品と資材関連製品を主体に展示した。
このうち、ライフスタイル・フロアでは、繊維の並びが縦方向の不織布「V-Lap」を活用した製品群が目に付いた。「軽量敷き布団プレミアムクリーン」は、軽量敷き布団に清潔性をプラスした製品。優れたクッション性・軽量・通気性に、防ダニ・抗菌・防臭などの機能を付与した。昨年、参考出品したところ、好評だったため上市した。
「あったか軽量掛け布団BURNER」は、これまで敷き布団のみだったV-Lapを、掛け布団に展開したもの。2層のポリエステル製V-Lapと、一層の吸湿発熱素材「サンバーナー」製V-Lapの3層構造により、羽毛に比べ軽量で柔らかく、暖かな掛け布団となっている。羽毛と異なり洗える上、価格も羽毛の数分の1となっている。
また、参考出品の「Cube Mattress」は、V-Lapを使用したコンパクトに畳めるマット。配送が容易であることに加え、来客用あるいはキャンプでの利用、災害対策用など幅広い用途が考えられる
。V-Lap以外では、高吸湿素材「ベルオアシス除湿マット」に様々な機能を付加した開発品、熱中症対策や医療現場で使用される、冷却素材の開発品などを提案している。
その他、今夏に買収した、自動車向け内装材メーカーであるドイツのジーグラー社の製品、オフィスの環境・防災対策など紹介するコーナーも設けた。
一方、ファッション・フロアでは、「ソロテックス」を中心に多様な素材を展示。着用する化粧品「ラフィナン」については、消費者からの要望が多かった、妊婦用と男性用の開発品を展示し、来場者に評価してもらっている。