旭化成はこのほど、電池サプライチェーン(電池の材料、部品およびその原料に関わる産業)の国際競争力強化を推進する新団体「電池サプライチェーン協議会(BASC)」に加入すると発表した。一般社団法人として今月1日に設立されたBASCは、脱炭素社会実現に向けて電池サプライチェーンの国際標準化や電池エコシステム構築などの活動を行う。設立時点での参加企業は同社を含め約50社。
旭化成はLIBの安全性に寄与する部材として、LIB用セパレータ「ハイポア」「セルガード」を手掛けており、湿式膜と乾式膜の双方をもつメーカーとしてグローバルリーディングポジションを確立している。他の電池関連材料も合わせ、電池サプライチェーンの発展を通じて脱炭素社会実現に貢献するため、BASCの各参加会社・団体とともに積極的に取り組んでいく。