業界筋によると、5月の汎用4樹脂の国内出荷は、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)ともに伸長し4カ月連続で全樹脂が前年を上回った。前年は、輸送機械を中心に国内の工業生産全般で底に陥った時期であったとともに、消費動向も極めて厳しい局面にあり、汎用樹脂の出荷水準も低下していた。
それに対し今年は、全樹脂で大幅プラスとなった。LDPEではフィルム以外にも各用途で増加が見られたほか、HDPEは射出成形分野や中空成形分野、PPでは射出成形分野や押出成形分野、PSは包装用を中心にそれぞれ出荷が増加している。
5月の出荷合計を品目別に見ると、