三井化学アグロは、新系統ゴキブリ用散布剤「ベクトロンFL」の日本国内での販売を昨年10月末から開始したと発表した。
同製品は、メタジアミド系殺虫剤「テネベナール」(一般名:ブロフラニリド)を有効成分とする約50年ぶりの新系統ゴキブリ用散布剤。既存殺虫剤に抵抗性を獲得したゴキブリに対しても高い効力を示すことから、PCO(害虫駆除業者)のゴキブリ防除に新たな選択肢を提供することで、暮らしの快適性向上への貢献を図る。
このほかにも、スポットに潜むゴキブリにも殺虫効果を広げる連鎖効果、3カ月以上の長期残効性、低臭・低刺激で処理面の薬剤痕も目立ちにくい作業性、低魚毒性で環境負荷が小さく、作業者やユーザーにも安心の普通物、といった特長を併せもつ。ゴキブリのほか、ノミ、トコジラミ(ナンキンムシ)、イエダニの駆除にも適する。