昭和電工は31日、合成樹脂の一種である塩素化ポリエチレン「エラスレン」について、2月16日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「エラスレン」の粉末、シートとも「35円/kg以上」。
同製品を取り巻く事業環境は、昨今の原燃料高を背景としたポリエチレンをはじめとする原料や、電力コストの高騰および安定供給を維持するための輸送費などの上昇に伴い、厳しい状況が続いている。同社は、生産の合理化や物流の効率化などによるコストダウンに努めているものの、安定供給を維持するために、値上げせざるを得ないと判断した。