旭化成 硝酸を3月から値上げ、アンモニア高騰に対応

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2022年2月22日

 旭化成は21日、硝酸を3月1日出荷分から値上げする、と発表した。改定幅は「13円/kg以上」。

 硝酸の主原料であるアンモニア価格は旺盛な需要と天然ガスの高騰を背景に大幅に上昇している。加えて、電力コストを含めたユーティリティコストや物流費の高騰、設備の更新・補修費の増加も重なり、国内で事業を遂行していくためのコストが大幅に上昇している。

 こうした中、同社は、徹底した合理化・効率化に懸命に取り組んできたものの、自助努力の範囲を大きく超えていることから、国内で安定供給を継続するためには価格改定が不可避であると判断した。