旭化成は25日、合成ゴムBRとSBR(油展、非油展)について、4月1日出荷分から値上げする、と発表した。対象製品は「ジエン」「タフデン」「アサプレン」で、改定幅は「40円/kg以上」。
昨今の原油価格の高騰に伴う原燃料価格の上昇により、用役および副原料コスト、また海上運賃を中心とした物流費などが高騰し、対象製品の製造コストが大幅に上昇している。同社は、コスト上昇が自助努力で吸収できる範囲を超えていることから、製品の安定供給維持のため、値上げせざるを得ないと判断した。
なお、今後の社会情勢次第では、再度改定する可能性があるとしている。