◇この人にきく◇ BASFジャパン パフォーマンスマテリアルズ事業部 執行役員事業部長ハシビ・ディ・マトス・ゼイダム氏

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2022年8月1日

「エンプラ事業を通じて経済的成長と環境改善の両立を目指す」

 BASFは、幅広い製品ポートフォリオと世界ネットワークを強みに、パフォーマンスマテリアルズ事業を推進している。同事業では、ポリアミド(PA)「ウルトラミッド」、ポリアセタール(POM)「ウルトラフォルム」、ポリブチレンテレフタレート(PBT)「ウルトラデュアー」などのエンジニアリングプラスチックのほか、エラスマーやウレタン、スーパーエンプラ、生分解性樹脂など、幅広い製品群をもつ。

 特にPAについては、2020年のソルベイのPA66事業の買収に伴い、PA6、PA66共にトップクラスとなり、全PAの生産能力は約100万tで世界トップに立った。POMとPBTの生産能力も各々10万t規模とも言われ、トップクラスだ。パフォーマンスマテリアルズ事業部長のゼイダム執行役員にその取り組みを聞いた。

ゼイダム事業部長

 ━ パフォーマンスマテリアルズ事業の位置づけと方針について。 

 ゼイダム 全世界のパフォーマンスマテリアルズ事業の売上高は、全社売上の1割を占めており、BASFにとって重要な成長ドライバーだ。市場や顧客のニーズの変化に合わせた製品を提供していくことで、市場成長率を超える成長を目指している。現在注目している変化は、

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