旭化成は13日、アクリル樹脂「デルペット」「デルパウダ」の全品種を、3月22日出荷分から値上げすると発表した。改定幅は「25円/kg以上」。
対象製品については、前回改定(2022年4月1日)後も、ユーティリティコストの上昇に伴い、主原料であるMMAコストと製造コストが上昇した。また同様に、副原料と副資材コストもさらに上昇している。同社は、効率化・合理化に取り組んでいるが、コスト上昇分は自助努力で吸収できる範囲を大きく超えていることから、今後も顧客への安定供給の責務を果たすため、今回の価格改定が不可避と判断した。