新日本理化は17日、フタル酸系可塑剤(DOP、DINP)を4月1日納入分から値上げすると発表した。改定幅は、いずれも「24円/kg以上」。
昨今の電力やガス代などのエネルギーコストの急騰を受け、フタル酸系可塑剤の原料であるオキソアルコールや副資材の価格が大幅に上昇している。また、対象製品の生産エネルギーコストの急騰に加えて、運送費も上昇していることから製品価格に与える影響は大きい。
同社は、こうしたコスト上昇分を自助努力のみで吸収することは非常に困難だとし、安定供給継続のためには、価格改定せざるを得ないと判断した。