日本ソーダ工業会がこのほど発表したソーダ工業薬品需給実績によると、2月のカセイソーダの内需は前年同月比3.1%減の24万1000tとなり、6ヵ月連続でマイナスとなった。自家消費(同7.1%減)が8ヵ月連続、販売(同1.3%減)も3ヵ月連続でマイナスを継続している。
用途別にみると、主用途である化学工業用は前年同月比6.3%減の13万200tと4ヵ月連続でマイナス。水処理・廃水処理用は同15.0%減の1万2600tと11ヵ月連続でマイナスが続く。また前月プラスだった紙・パルプ用が同8.0%減の1万8200t、食品用も同0.3%減の6600tとなり、再びマイナスに転じた。
輸出は同50.6%減の4万4800tとなり、3ヵ月ぶりのマイナス。前月比で見ても58.0%減と半減以上となっている。内需と輸出を合わせた出荷合計は同15.8%減の28万5800tとなり、6ヵ月連続で前年実績を下回る。生産は同11.3%減の31万600tと9ヵ月連続でマイナス、在庫は前月比15.0%増の19万600tだった。